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モノクロ銀塩プリント・自宅などでプリントする

写真・解説: 永嶋勝美
1953 年東京都生まれ。デザイナー・アートディレクターを経て 1980 年写真家に転向。ファッション・静物を主とした広告写真を手掛ける。1989 年よりパリを拠点に創作活動を開始。1994 年より写真作家活動に専念する。現在はアートディレクター、テクニカルアドバイザーとしても活躍中。http://www.kn-photo.com

銀温モノプリントに必要なもの(密着焼き)

コンタクトプリント(密着焼き)なので、引伸機は不要。コストをかけずに銀塩プリントを楽しむために、これだけは揃えよう

  • モノクロ印画紙

    モノクロ印画紙

    銀塩プリントにはモノクロ印画紙が欠かせない。日本ではまだ複数メーカーの印画紙が手に入る(P7 で紹介)。

  • 現像・停止・定着液

    現像・停止・定着液

    印画紙の現像用薬品を揃える。写真はコダックデクトール デベロッパー(粉末タイプ)、富士酢酸(停止液)、中外写真薬品のプリント用高速定着液マイフィクサー。希釈、使用方法は忠実に守ること。

  • セーフティライト

    セーフティライト

    暗室で作業する際にはセーフティライトが必須。天井近くの壁など、なるべく印画紙から離れた所に設置しよう。

  • メスカップ・スクィーズ

    メスカップ・スクィーズ

    粉末タイプの薬品にはメスカップが必要。温度計、プリントの水を切るスクィーズもあれば便利。

  • バット・ピンセット

    バット・ピンセット

    現像、停止、定着、水洗用に、バットは4つ用意したい。100 円ショップで販売しているものでも充分。

  • ガラス

    ガラス

    この写真は片側が固定されたコンタクトプリント用だが、印画紙よりもひと回り大きな板ガラスがあればOK。

  • 引伸しタイマー・フットスイッチ

    引伸しタイマー・フットスイッチ

    正確な秒数を印画紙に露光するためには、引伸しタイマーは準備したい。1/10 秒まで設定できるものもある。写真右はフットスイッチ。これがあれば、足でスイッチを入れて露光することができる。

  • 露光用光源(電球他)

    露光用光源(電球他)

    露光用電球と固定しやすいクリップライト。10W 程度で良い。LED ライトでも可。

  • マルチグレード用フィルター

    マルチグレード用フィルター

    印画紙のコントラストが調整できるマルチグレード用フィルター。これを露光用光源の前に付けて、照射する。

日本で手に入る主なモノクロ印画紙

  • ILFORD http://www.ilfordphoto.jp/
  • ILFORD http://www.ilfordphoto.jp/
  • ILFORD http://www.ilfordphoto.jp/

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1セーフティライトをつけて印画紙を取り出す

印画紙の表裏に注意

セーフティライトのみを付けた暗室の中で、印画紙の入った袋を取り出す。

印画紙とデジタルネガを重ねてガラスで押さえる

印画紙を取り出す。手触りが良いツルツルしている方が露光面。

印画紙の上にデジタルネガを重ねる。その上からガラスで押さえる。

タイマーで秒数をセットして露光する

タイマーで露光秒数をセットする。電球のワット数と、光源から印画紙までの距離、印画紙の感度によって、露光秒数は変化する。おおよその基準として、距離約1m で10 秒露光する。

注意:タイマーが印画紙に近すぎると、タイマーの明かりで印画紙がカブり、ムラになることがあるので、気をつけよう。

露光した印画紙を現像する

約90秒、浮かび上がる像を見ながら撹拌する

予め用意しておいた現像液に浸す。撹拌していると像が浮かび上がる。

バットそのものを動かして、現像液を撹拌する方法も一般的。

ワンポイント
現像時間の確認は キッチンタイマーを活用する 現像する時間は約90 秒。それをはかるには キッチンタイマーが便利!

停止・定着液につける

停止液に20〜30秒、定着液に1分〜1分30秒、共に連続攪拌する

水に酢酸を加えた現像停止液に浸したあと、マイフィクサー等の定着液に1 分〜1 分30 秒ほど浸けて連続攪拌する。酢酸の量は薬品の指示に従って作る。一旦停止液に浸けることで、定着液の能力の劣化を遅くすることができる。

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水洗して、水を切る

流水のバットに3分ほどつけたあと、水気を切る

  1. 水道水を流しながら水洗する。RC ペーパーなら5分でOK。
  2. ガラスや平らな台にプリントを置いて、スクィーズで水気を切る。
  3. 洗車用の良く水気を吸うスポンジを使っても構わない。

乾燥させて完成

自然乾燥が基本だが、急ぎの場合はドライヤーを使う

  1. クリップで印画紙をはさんで自然乾燥させる。ネット等、水気が切れるものの上に置いてもいい。
  2. RC ペーパーならドライヤーで乾かしてもOK。カールしてもすぐに回復する。

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