2025年09月13日
ピクトリコショップ & ギャラリーでは 2025 年 9⽉30⽇(⽕)〜 10⽉5日(日)
加藤加奈子写真展「腕一本」を開催いたします。
皆様のご来場をこころよりお待ちしております。
トークショーのご案内
2025年10月4日(土)12:00~12:40
作家:加藤加奈子 職人:三浦孝之
二十代の頃からの着物好きで、自分の着物や帯、まつわる様々なもの、それらが生まれる場所や、風土や人に興味が
ありました。墨田区で大正時代から続く錺職人の四代目「錺かんざし 三浦孝之さん」、唯一無二の簪を作る人を、
一年にわたって追いました。
三浦さんは、広告代理店の仕事から、突然家業の「錺職」を継ぐことを決め、その腕一本で三十余年仕事をして来ら
れました。三浦さんの夢は、日本の文化である簪が絶えないように、一人でも多くの女性につけてもらい、それが宝
物として家族に引き継がれ、百年後、家族の話題になったらいいな、ということ。
トントンと槌の音、リズミカルに動いたり止まったりする糸ノコの音。季節の花や縁起物は、時に可愛らしく、時に
粋に、小さな物語を紡いで簪になっていきます。
髪が元通りに伸びたら、わたしもいつか簪を作ってもらおう、そんなことを思いながら、東駒形の工房に静かに響く
音を聞きに行くのです。
きものをいろどり、わたしをいろどる
わたしのきものにまつわる人
加藤 加奈子 Kato Kanako
⽯川県⽣まれ
2014 年 春 旧オリンパスのOM-D E-M5 を⼿にする
2017 年 写真家 鈴⽊知⼦先⽣ゼミの修了展のテーマ「つなぐ」から、それまで少しずつ撮っていた伝統産業や⽇本の⽂化を伝承する⼈々や、⼈と⾺の繋がりなどを本格的に撮り始め、ライフテーマを「つなぐ」と決める
2018 年 ⽇本カメラ社⽉例フォトコンテスト 「ボラ待ち漁の漁師」でビギナーの部年度賞受賞
2018 年 千代⽥区「東京⼤回廊フォトコンテスト」⼊賞作品「春の海に漕ぎ出そう」が千代⽥区観光ポストカードに選出
2019 年 オリンパスフォトパスサロンアワード2019 2nd 受賞 オリンパスプラザクリエイティブウォール(東京・⼤阪)にて写真展「ハートフルサンデー」開催
2024 年 墨⽥区公式フォトグラファー(すみだカメラ部10選)
2025 年 墨⽥区公式フォトグラファー(すみだカメラ部10選)
2025 年 JPS展「⽣涯現役」で優秀賞受賞
2025年 OMシステムプラザクリエイティブウォールにて第17回FOCUS展「いろどる 私のきものにまつわる⼈々〜序章〜」開催
三浦 孝之 Miura Takashi ー錺(かざり)かんざし職人ー
1967年 墨田区生まれ
1988年 広告代理店入社
1993年 祖父の他界をきっかけに錺(かざり)職(しょく)の道に入る
1996年 墨田区伝統工芸保存会入会
2006年 すみだマイスター認定
2020年 東京都優秀技能者知事賞受賞東京マイスター認定
他 目黒雅叙園和のあかり百段階段、平成中村座へ作品提供
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現在かざり工芸三浦四代目として、歌舞伎や日本舞踊などの演劇用簪(かんざし)を製作する他、文化財(江戸時代の簪)の復刻や、 一般向けの和装小物を製作。
飾りの中に物語性がある「錺かんざし(かざりかんざし)」を多く手掛ける。
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住所:〒130-0015 東京都墨田区横網1-2-16 両国ガイビル 國技館前 5F